2016年2月12日金曜日

タイ視察レポート③とまとめ


続いて訪れたのは、1971年創業。自動車向け・ディーゼルエンジン、農機部品、産業部品等を中心にアルミダイカスト、アルミグラビティ鋳造など製造されているローカル企業です。

 アルミダイカストは125t~900tまで対応されており、東洋機械・東芝のダイカストマシンが19台も並んでいました。

従業員さんは約250名(男性150名/女性100名)で、スキルワーカーを育てることに力を入れて、現場内の改善活動(小集団活動)が活発に行われていました。

インゴット(原材料)の管理を徹底されており、材料分析・検査記録の保管、在庫管理など徹底してこだわられていることが現場内からも伝わりました。

 日本の技術力を社内に取り込むため、日本人技術者の方々を早くから受入れられており、かつては日本の大手自動車メーカー出身のエンジニアの方々を顧問に招かれていたようです。

現在も日本人エンジニアの方1名が専属で指導に当たられており、日本流の品質管理を貪欲に知識を吸収されている様子が非常に印象に残りました。



~まとめ~

まずインドは初めての訪問であり、国の事情について実際に目で見て知ることが出来て非常に勉強になりました。

  今後数年で人口も2022年には14億人で中国を抜いて、更に2030年には15億人に上ると予想されており世界一の巨大な国へと変貌を遂げていくことは間違いないと思われます。

 今はカースト制度の名残りや、インフラや教育の遅れなど多くの問題を抱えている国ですが、現在も確実に経済成長を続けていますし、自動車をはじめ農機具や一般産業全般的にも潜在需要は計り知れないような気が致します。


 またタイについては2011年の大洪水に及ぼされた影響を現地で聞かせて頂き、災害の大きさを実感しました。

  2014年のクーデターで発足した軍事政権下での経済情勢が非常に低迷している面もタイに来たからこそ実感出来たように思います。


  インドとの格差は歴然としていましたが、両国ともこのアジアにおいて大きな影響力をもつ国であることは間違いありません。

 これからも世界にアンテナをはり、ますますグローバル展開を加速させ進化して行きたいと思います。

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