2014年8月4日月曜日

MICKEYニュース第17号発刊!

MICKEYニュース第17号  MICKEYニュースの第17号を発刊致しました!
 
  今回のテーマは“管理の質を上げる『見える化』”です。

「見える化」という言葉はトヨタの生産方式に端を発するといわれていますが、「なかなか見えないものを、容易に見えるようにする」ことを表す言葉として今では一般化して使われています。

  5Sの「整頓」においては、この「見える化」は最終仕上げとして必要不可欠な作業です。「姿置き」をして「表示」をつける、さらに「持ち出した人」がわかるような表示をする。

これらはすべて「見える化」ですが、これによって、単に「必要なものをすぐ取り出すことができる」だけでなく、なにか問題が起こったらすぐにわかり、すぐに対策が打てるところに価値があるのです。

「必要なものが紛失していないか」「必要数量に過不足はないか」「不必要なものが散らばっていないか」「管理は行き届いているか」等々、一目瞭然なので何か問題が起こったらすぐに手を打つことができ、後手に回らずにすみます。

  置き場の「見える化」、置く物の「見える化」、適正数量の「見える化」、管理者の「見える化」、管理方法の「見える化」、不良品の「見える化」、不動在庫の「見える化」、機械等の保全状態の「見える化」・・・・・。



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【左側/ 管理責任者と機械の状態の見える化 ・ 右側/機械保全状態の見える化】


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【左側/稼働状況の見える化 ・ 右側/工具管理の見える化】

 

誰にでも状況がすぐ見えるようにしておくことによって、きちんとした管理を促してゆくことができます。

さらに「見える化」は物の管理だけにとどまりません。同じように重要なのは「情報の見える化」です。

「稼働」「品質」「安全」等、経営にとって重要な事項については必要な数値等の情報ががタイムリーに見える仕組みを作っておくことによっていち早く問題点や異常事態が発見でき、即座に対応できるようにしておくことは大変重要なことです。

「見える化」は、「見ようとすれば見える」のでは不十分で、「見ようとしなくても目に入る」状態にしておくことが大切です。

「見える化」を「見せる化」として、見せるための意志と知恵を出し合って今後も取り組んでいこうと思います。