2012年9月29日土曜日

玉柏にもVCN535C 後編

NH6300搬入①いよいよ機械の搬入です。
まずはマザック製/H-630撤去後のスペースに森精機製/NH-6300(2PC)を設置します。

機械重量が19tもあるため、大型のクレーンを工場内に入れてからの作業です。

プロの重量屋さんが大勢で、手際よく搬入してくれました。

 

VCN535C搬入①続いて新規設備となるヤマザキマザック製/縦型マシニングセンタVCN535Cの搬入です。

晴天にも恵まれ、順調に作業は進みます。

今回は工場間の移設も含め、3台のマシニングが新たに玉柏工場に搬入されました。

 

 玉柏NH6300玉柏NH5000DCG④

 

 

 

 

 

 
【左側:森精機製/NH6300(2PC)と右側:NH5000DCG(2PC)】


玉柏VCN535C◇ヤマザキマザック製立型マシニングセンタ
VERTICAL CENTER NEXUS 535C-Ⅱ (2パレット仕様)

テーブルの大きさ: 1300×550mm
軸移動量(X、Y、Z軸)
1050、530、560mm
主軸回転速度:8000min-1
主軸出力: AC30kW(40HP)
早送り速度: 42m/min
工具収納本数: 48本


従来のマシニングに比べ加工条件が上がることはもちろん、全てが2パレットチェンジャーでの仕様となっており、作業の効率化により生産性の向上を図ります。

新旧機械の入れ替えに伴う戦力強化による高い生産能力で、お客様のご期待に応えられるよう頑張ります!

2012年9月28日金曜日

玉柏にもVCN535C 前編

搬入前②加工部(玉柏工場)にて設備の入れ替えを行いました。

二十数年活躍してくれた機械を搬出し、新しい機械を導入するのです。

新規導入する工作機械は、7月にカネミツ事業部にも導入したヤマザキマザック製/縦型マシニングセンタ・VCN535Cです。

まずは今回退役する設備の搬出です。

基礎工事①右上の写真右奥がヤマザキマザック製/AJV25-6PCで、左側が同じくマザック製横型H-630です。

バラシを行った後は、新しく導入する機械を据えつけるために基礎工事のやり変えです。

↓写真左側はVCN535C用で、右下の基礎工事したところには森精機製/NH5000DCGが移設されます。

 

基礎工事②

NH5000DCG基礎

 


 

 

 




いずれにしろ大型のマシニングセンタを設置するには大変な準備が必要です。

次回いよいよ導入です。

2012年9月25日火曜日

上海商談会と南京路でのこと

商談会①鄭州から上海に移動し、商談会に参加させて頂きました。

岡山県から多くの企業が参加し、中国現地にて展開されるユーザー様とのビジネスマッチングが開催され、当社はお客様からご指名を頂く形で参加させて頂きました。

中国では基本的なロットが日本とは異なり大量ロットがベースであるため日本でのベース品はいわゆる少量ロットとなります。

そのため部品調達に苦労されている企業様が多く、当社の「VA/VE提案型」「多品種少量生産方式」での体制が何かとお役に立てるかと思います。
これを機にまたご縁が広がればと思います。

 
さて、空いた時間を利用して南京路へ足を伸ばしました。
ここは外国人だけでなく中国国内からの観光客も多く、大賑わいのストリートです。こんな時期だけに日本人観光客と分かりやすい方は見られませんでした。

南京路

2012年9月訪中 078

 

 

 

 

 


左下の写真はご存知牛丼の吉■家さんです。こちらはいつも満員のお客で賑わっているのに、さすがに今回はガラガラでした(やはり影響は大きいですね)。

右下の写真は月餅(げっぺい)を買う為に行列をなしているところです。
これはいたるところで見受けられました。国慶節に向けて中国では皆さんが食べられます。通常は餡の入ったものが主流ですが、こちらのお店では期間限定の豚肉入りが好評のようでした。

ガラガラの吉■家

月餅の行列

 

 

 

 

 

 

2時間ほど南京路から外灘(ワイタン)を歩き回りましたが、特に被害を受けることはありませんでした。違ったことといったら、一切買い物の勧誘を受けなかったこと。
やはり日本人に進んで販売することは今は控えているのでしょうか?これは初めての経験でした。

商売の街“上海”の中心においてもとは、国中を巻き込んでの騒動になっていることは間違いありません。一日も早い解決を願いながら帰国の途につきました。

2012年9月24日月曜日

鄭州レポート2012年9月

ダイカストマシン

鄭州日新精密ではアルミダイカスト製品の新規立上げに追われており、忙しく生産しております。

金型~ダイカスト鋳造~機械加工まで一貫した生産体制のもと、お客様からのご要望もたくさん頂いております。

鄭総経理をはじめ、日新の若き仲間たちの頑張りに期待です!




2012年9月訪中 003 右の写真はiPhoneやiPadでおなじみのフォックスコンの工場前の風景です。

この工場では20万人の雇用を進めており、毎日新規採用を求める若者達で溢れているのだとか・・・。

路上には数十台のバスが横付けし、何百人の若者達が列をなしていました。

日本では見られない光景です。

 
下の写真は中国での提携工場の一つです。
中国の景気は減速気味との報道もありますが、こちらでは生産に終われ忙しくされていました。また新たに新工場も建設中で、5万坪という広大な敷地に大きな工場が建てられていました。元気な会社の勢いは衰えていません。

 2012年9月訪中 009 2012年9月訪中 010

 

 

 

 

 

 

五龍そして夜は会食。
テーブルに並んで座った5人が偶然にもみんな“龍年”と判明。
(右端から、48歳・60歳・36歳・24歳・36歳です)

中国では3人龍が揃うと“幸運”と言われますが、なんと今回は5人の龍!!

もちろんそうなると、白酒(パイチュウ)でお祝いの乾杯となりました。



お茶で乾杯すれば、まさに“五龍茶(ウーロンチャ)”ですね!?(失礼しました)

2012年9月21日金曜日

少林寺にて演舞

河南省鄭州には中国武術の総本山である少林寺があります。
今回はお客様をお連れしてちょっと立ち寄ってみました。

全国から多くの観光客が訪れる人気の観光スポットですが、数年前にロシアのプーチン大統領(当時)が来訪されて、お子さんが体験修行をされたとかで一気に整備が加速されたようです。

大きなホールがあって、実際に少林寺拳法を披露してくれます。

司会の方から「舞台で演舞してみる人~」って声が上がったので、迷わず挙手する私。
500人程の観客が見つめる中、いかにして盛り上げるかを考えてやっちゃいました。


結果はYouTubeよりご覧になって下さい。

さすがエンターテイメントとして興行されているだけに、面白くないと判断された人はばっさりとすぐに打ち切られていました。

おかげ様で最優秀賞を受賞した私ですが、今ここで「日本人ですよ~」って言っちゃわないようには心掛けました。中国の中心で、ましてや少林寺の総本山で事件がおきてもいけませんしね・・・。

でもおそらく日本人って分かったと思いますが、有難いことに盛大な拍手に包まれて大満足のうちに舞台を下りました。

こんな時期でも実際には温かく迎え入れてくれた中国河南省での一コマでした。

2012年9月20日木曜日

問題の最中ですが鄭州に行ってきました。

2012年9月日新精密①尖閣諸島問題で大きく揺れる日中関係の最中ですが、河南省鄭州に行ってきました(右写真は日新精密機械)。

河南省は内陸にあたり、今回は沿岸都市部のような大きな混乱は特に見られませんでした。
(2年前デモがおきた時には岡山放送〔OHKスーパーニュース〕から取材を受けたこともあります→関連ブログ鄭州でのデモの余波

社員の間にも特に動揺は無く、冷静に今回のことを見ているようです。


それにしても今回強く感じたのは現地での報道の凄まじさです。
朝から晩まで、あらゆるチャンネルで尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題について報道されています。

尖閣報道②

尖閣報道①

 

 

 

 

 



これは日本で見るニュースとは比べ物にならないほど強烈に行われていました。

尖閣報道③

旧日本軍の映像

 

 

 

 

 



旧日本軍の映像なんかをバンバン流したりして、いかに日本が悪い国かという流し方です。これは現在の日本を知らない人たちには相当悪い印象を与えます。
もちろんそれが狙いなのですが、つらいことです。

鄭州日新精密機械にも現地の公安(こうあん)から「18日には営業を控えるように」との連絡がありましたが(お隣が東風日産さんということもあって)、おかげ様で何も問題はありませんでした。

我々は24年の実績により、現地に根差した会社であり取引先企業との絆もしっかりとしているため、営業に支障はありませんが、長引くと日中両国においても経済的な打撃は大きいため一日も早く収束を迎える事を祈るばかりです。

2012年9月13日木曜日

李攀さんと黄鵬さん

鄭州日新精密機械有限公司からまたもや新たな仲間が加わりました。

李さん黄さん

写真左が李攀(LI PAN)さんで、右側が黄鵬(HUANG PENG)さんです。

二人とも日新精密で金型グループに属しており、DMG製5軸加工機や、安田工業製縦型高精度マシニングセンターYBM9150Vなどを使いこなしていました。

李さんはCAD/CAMのキャリアも高く、日本の金型部でも期待をされる人材。
黄さんは10月に帰国する先輩実習生(朱さん)の引継ぎをします。

二人とも温厚で明るい人材。
すぐに玉柏でも慣れて強力な戦力となってくれることでしょう!

加油(jiāyóu)! 頑張ろう!

2012年9月12日水曜日

富士山頂にてご来光を拝む

待ちわびる ご来光前

 

 

 

 

 

 

(a.m4:45頂上にて。固唾を呑んでご来光を待ちわびる・・・)

富士登山 050

(西の空から少しずつ陽が昇ってくる・・・)
 富士登山 057

(ピンと澄み切った空気に一気に眩い光が差し込んでくる・・・)
  ご来光

富士山の頂上から拝むご来光です。
神々しく世界を照らします。

高山病も疲れも一気になくなるほどの充実感と達成感に包まれました。

これを見るためにここに来たのだと感動をかみ締め、気持ちも清清しく、本当に登りきって良かったと実感しました。

日本一の山『富士山』に登ってご来光を拝むという夢をかなえることが出来ました。
有難いことです。

2012年9月11日火曜日

山小屋より

富士登山 018胸突江戸屋:本八合目にあるその山小屋は最大250名が寝泊りできるとのこと。

但し、右の写真を見て頂くように布団1枚分に二人が寝袋にもぐりこんで詰めてからのこと。

寝床も2段、3段と折り重なっており、まるで蚕棚のようです。



山小屋到着後に注意しなければいけないのが、すぐに眠ってしまうこと。

富士登山 024これは何がいけないかというと、眠ることで呼吸が細くなり、結果さらに酸素を吸収できなくなるため、これで高山病にかかってしまうのだとか!?

私はすでになってしまっているので、痛み止めを飲んで体が慣れるのをひたすら待ちます。(右の写真は一隊を率いてくれたガイドさんと)
ガイドさんの体験談など楽しく聞かせて頂きました。


富士登山 025さて、21:00に消灯となり、A.M 1:30に起床。

地上ではまだ30℃を越える夏日でも、標高3,000m以上のここでは気温は約4℃。頂上付近は1~2℃といったところ。

右写真のように真冬なみの防寒着を着込んで準備します。

 

 富士登山 027 富士登山 030

 

 

 

 



当然ながら真っ暗闇の中、隊列を組んで登ります。

右上の写真は別のルートを登られる人たち。
写真では伝わりにくいですが、ヘッドライトが無数に光りつつ、空を見上げれば満点の星空・・・。流れ星もちらちらと見られます。

地上の光に一切影響されない場所だけに、輝き方がより幻想的に映りました。

ご来光に間に合うよう頂上を目指します!

もう少しお付き合いください。
いよいよご来光編に続きます。

2012年9月10日月曜日

本八合目に到着

岩場を登る

体力的にはある程度の自身を持って臨んだ富士登山ではあったが、高山病に対する練習は出来ていなかった・・・。

低酸素による頭痛と吐き気、めまいに指先の痺れ・・・って典型的な高山病ですね!とガイドさんに教わる。

つらいのは、登るほどにひどくなることである・・・。



それでもまさかこんなところであきらめるわけには行かず、とにかく登る。


胸突江戸屋だんだんと雲がなくなり晴れてきたため、視界も広がってくる。
八合目〔3,020m〕を越え、その先を目指す。

そして本八合目〔3,350m〕にある胸突江戸屋(通称:上江戸屋)に到着。

今夜はこの山小屋で御世話になる。

時刻は16時過ぎ。
ひとまず休息である。

 

雲の上から右の写真を見て頂きたい。

本八合目から見渡せる絶景
 
自分が雲の上に居ることを実感する。

どこまでも続く青い空と白い雲。

ただただ青と白の無限に広がる空間が目に眩しい・・・。

 

明朝は1:30起床で登るため、16:30より早めの夕食です。

富士登山 017山小屋カレー

 

 

 

 

 

 

(出会った仲間達と囲む“山小屋カレー”はやっぱり格別の味です!!)


何だか連載になってしまったこの企画。
まだまだ続きます。

2012年9月9日日曜日

登れども登れども・・・

4つのコース そもそも富士山に登るルートは4つあるらしく、今回私が登るのは初心者向けといわれる吉田ルートです。

富士登山のシーズンということで、人気番組“アメトーク”でも『富士山芸人』の企画があり、事前に見ることでテンションも余計に上がりました。   


初心者向け吉田ルート 富士山芸人

 

 

 

 

 


(写真は“アメトーク”より抜粋させてもらっちゃいました)


富士登山 008当初は雨の予報も出ており、霞がかった景色の中をひたすらに登ります。

隊列をなして、六合目、七合目とゆっくりゆっくり歩んでいきます。

すでに地上よりも酸素が薄いため、高山病の予防のためにしっかりと呼吸をしながら少しずつ登ることポイントです。

 



登る③富士山での呼吸法は、まず吐くことから始めます。

ただでさえ酸素が薄いので、少しでも多く酸素を吸入するためにまず肺を空っぽにしてから吸い込むのです。

酸素水とか、酸素入りタブレットとかもちろん酸素マスクなども持参していましたが、雨が降ってはいけないと、とにかく休憩もままならない中進みます。


登れども登れども岩ばかり・・・。

六合目を過ぎたあたりからすでに高山病にかかってしまった私は、頭痛と吐き気の連続に悩まされながら登るのでした。

どうなる真之!?


続く

2012年9月8日土曜日

富士登山へ出発!

バス乗り場にて岡山中金ユース会議にて発足された“登山部”の活動として計画された富士登山。

昨年末の屋久島から始まり、5月の大山登山を経ての今回。
日程の都合上、登山部とは2週間遅れてひとりで一般ツアーに飛び込んでの参加です。

まずはバスにて岡山を出発。

 

5合目にて

金曜日20:00に出発したバスは、新大阪・京都を経由して一路富士5合目へ。

明朝(土曜日)の8:00頃には到着。

ここで朝食を取り、着替えを済まします。

一度に標高2,305mに来た為、高山病対策も兼ねて約3時間の滞在。

バスでしっかり眠った私は、起きてすぐ2,305mだったためにすでに若干違和感を感じる。
(5合目山小屋の後ろにそびえるのが富士山です)

 

5合目での昼食5合目より①  

 

 

 


(左写真は5合目からみた風景。すでに雲の上と感じます。右写真は昼食です)

いよいよ登山が始まります。


続く

2012年9月7日金曜日

富士登山に向けて~龍の口編~

②富士登山に向けたトレーニングを続けて来ました。

普段は夜のジョギングを約5kmとストレッチを行い、そして日曜日には近場の山を登るなどを行って来ました。

先日は岡山市にある龍の口山(257m)に登山。

山名の由来は北峰山頂に、金川に居城した松田氏の属城・龍の口城跡があることから名付けられたとのことです。





城跡には現在八幡宮があり、受験の神様として参詣者も多いようです。
かく言う私も学生時代にお参りした記憶があります。

富士登山へ少しでも足しになればとエア富士山で臨みます。


① 旭川荘そばの駐車場から出発。
山頂からは西に旭川、南から東方向に岡山の中心街、児島湾、瀬戸内の島々、天候に恵まれると四国山脈の峰も望める景色は見応えがあります。

義父が忙しい合間に一緒に付き合ってくれ、男二人で語り合いもありの登山でした。

暑さも残る天候の下、いい汗をかくことが出来ました。



いよいよ今夜から富士登山ツアーに出発します。

無事ご来光が拝めることを祈りつつ、行って参ります!