2011年4月29日金曜日

梨の木物語

工場の中庭に植える木を探しに、植木市場に出かけた社長。

そこで見知らぬご老人からしきりに話しかけられたそうです。

何の用事かと訳してもらうと、どうもその方が住まれる村はこれから開拓されるため、自分の家にある“梨の木”が切られてしまうとのこと・・・。

梨の木①ご老人の家に代々伝わる木で、正確な樹齢は分からないものの、少なくとも200年以上は経過しているとのこと。

ご自身も生まれてからずっと見てきたこの木が、切られてしまうのはしのびなく、初めて市場に足を運び、そして初めて声をかけたのが弊社社長だったとのこと・・・。

何かの縁を感じた社長は、早速その村を訪ねてみたそうです。

村はさびれており、木の周りには不法投棄されたゴミも積まれていた・・・。

何ともかわいそうな環境ではあったものの、しっかりと大きく立つ“梨の木”。

「きっとこの木はうちに来る運命なんだろう・・・」ということで、早速申請をして、木の輸送と植え替えを行いました。(中国では無断で木を植え替えると罰せられます)

梨の木 植え替え① 芽吹く②

 

 

 

 

 

 

植え替えのためにやむを得ず剪定を行いました。うまく根付いてくれるかが心配でしたが、奇跡的にもすぐに新芽が芽吹いてきました!

これからは、日新精密の新たな庭で元気に葉を繁らせ、恵みの“梨の実”ができることを楽しみに待とうと思います。

2011年4月18日月曜日

後輩達の紹介

魏さん、周さんの帰国後も、彼らの後輩達は日々技能実習に努めています。

今回はそんな彼らの紹介をしたいと思います。

'三人娘

彼女達3人は各々金型部でのCAD/CAM、本社での生産管理、品質管理などを実習生として頑張っています。

とにかく彼女達の実習に向ける姿勢は素晴らしく、技能レベルはもちろんながら、日本語の上達度には驚かされます。

実習も学んだことの「復習と反省と実行」の繰り返しを自ら行い、日々成長していることが手に取るように分かります。

(左から、 劉 振莉さん ・高 桂芳さん ・李 应珍さん )

新人実習生 周さん朱さん①

彼ら2人は、加工部(玉柏工場)で主にマシニングセンターの実習に取り組んでいます。

2010年11月に新工場建設後、日新では3交代24時間(土日も交代で勤務)など、フル稼働が続いています。

今後追加設備が必要となってくる中、日本で様々な加工機に触れ、技術力向上を図ることで、中国帰国後の戦力アップに貢献してくれる人財達です。

(左から、朱 卫桥さん ・周 保磊さん )

今まで日新精密で学んできた能力を発揮しつつ、日本での新たな知識と技術を学び、経験を積んでいます。

そんな彼らの姿は、社員皆からも評判が高くかわいがられており、現場内の雰囲気も明るくなりました。

今回の実習期間は各々女性達が1年間、男性達は2年間です。

彼らにとっても充実した日本での実習となるようにしたいと思います。

2011年4月2日土曜日

実習生の修了式

魏さん 周さん 修了証授与

彼らの名は、魏金顔さん(左側)と周 凱さん(右側)。

マシニングやNC旋盤の操作では、プログラムから段取りまで難なくこなす、若手達のリーダー的存在である。

日新精密機械での経験を踏まえ、3年前に来日。もともと優秀だった2人は、当然ながら更にめきめきと力をつけて成長を続けた。

現在彼ら2人の後輩達は9名在籍し、各々マシニングやNC旋盤、金型CAD、品質管理などの現場で頑張っている。

後輩達にとっては技術面など仕事上のことだけではなく、食事や、生活面においても面倒をよく見てくれたやさしく、楽しく、頼れる本当にお兄さんのような存在でもあった。

そんな彼らが3年間の研修・実習を無事修了し、鄭州へと戻る。

日新精密では、鄭総経理をはじめメンバーのみんなが首をなが~くして待っているのだが、送り出すほうとしては何ともさみしかったりするのである。

岡山で共に仕事が出来たことに感謝しつつ、帰国後日新精密でますますの活躍してくれることに期待したいと思う。

まちがいなく活躍してくれる2人です。

3年間お疲れ様、そしてこれからも宜しくお願いします!