工場の中庭に植える木を探しに、植木市場に出かけた社長。
そこで見知らぬご老人からしきりに話しかけられたそうです。
何の用事かと訳してもらうと、どうもその方が住まれる村はこれから開拓されるため、自分の家にある“梨の木”が切られてしまうとのこと・・・。
ご老人の家に代々伝わる木で、正確な樹齢は分からないものの、少なくとも200年以上は経過しているとのこと。
ご自身も生まれてからずっと見てきたこの木が、切られてしまうのはしのびなく、初めて市場に足を運び、そして初めて声をかけたのが弊社社長だったとのこと・・・。
何かの縁を感じた社長は、早速その村を訪ねてみたそうです。
村はさびれており、木の周りには不法投棄されたゴミも積まれていた・・・。
何ともかわいそうな環境ではあったものの、しっかりと大きく立つ“梨の木”。
「きっとこの木はうちに来る運命なんだろう・・・」ということで、早速申請をして、木の輸送と植え替えを行いました。(中国では無断で木を植え替えると罰せられます)
植え替えのためにやむを得ず剪定を行いました。うまく根付いてくれるかが心配でしたが、奇跡的にもすぐに新芽が芽吹いてきました!
これからは、日新精密の新たな庭で元気に葉を繁らせ、恵みの“梨の実”ができることを楽しみに待とうと思います。
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