2013年5月26日日曜日

四つ手網漁のシーズンです

IMG_4055皆さんは“四つ手網漁”をご存知でしょうか?

十文字に組んだ棒に約8メートル四方の網を取り付けて沈め、集魚灯を照らしてそこに集まった魚をすくい上げる漁です。

地元岡山市東区九蟠から升田にかけての児島湖沿岸で伝統となっているこちらの漁に足を運んで来ました。

 

写真は漁業者から貸し出されている小屋で、約25棟あるそうです。
(2004年の台風で多くの小屋が壊れてしまい、半分ほどに減ってしまったのだとか・・・)

IMG_4063さてさて何が獲れるのでしょうか?

まずはベイカです(右の写真)。

こちらはこのまま洗ってお醤油で頂きます。

足から食べると口の中を噛まれるというトラブルもありますので、頭から頂くのが通だとか・・・!

言うまでもなく。鮮度抜群の美味しさです。

 


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他にも、ママカリやコハダ(大きさによって名前が変わるそうで、10cm以下のツナシ、15cmほどでコハダ、成魚ではコノシロというのだそうです)や、川ガ二、ハゼなどが網を揚げるたびにかかっており、子供たちが大喜びで獲っていました!。

(子供たちは食欲よりも、漁に夢中のようでした)

 

 

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そして四つ手網常連の方々も驚きの珍客がかかりました。

渡り蟹です。

「こんなに大きなワタリがかかるなんて・・・!?」
と早速お鍋に直行です。

これから7月、8月にかけて最もにぎわうのだそうで、家族や友人たちと小屋を貸切りにして夜通しワイワイと賑やかに楽しめます。


とれたての魚たちに感謝しつつ美味しく頂戴しました。皆様も天ぷらやバーべキューに舌鼓を打たれてみてはいかがでしょうか?

2013年5月20日月曜日

赤穂ウルトラマラソン2013

IMG_4027ランニングについて継続しています。

目指すはフルマラソン完走!

そのための準備はしっかりしておかねばなりません。

今回はお隣兵庫県赤穂市の海浜公園にて行われる【赤穂ウルトラマラソン大会】に参加して来ました。

 

第17回を迎えるこちらの大会ですが、ウルトラの名前の通り100kmを走る大会なのであります。(すごいレースがあるものです!)

・・・が大会には他にも50km、30km、10kmの部と準備されており、前回の大会(関連ブログ→おかやま西大寺マラソン大会2013 )では膝の故障をかかえていた私としてはリハビリのつもりで10kmの部へのエントリーなのでございます。

 


IMG_4030100kmの部で走られるランナーの中には、71歳というご高齢の方や、目に障害を持たれる方がサポートランナーと共に参加されているなどして、ただただ脱帽するばかりです。

100km部の競技開始時刻はA.M5:00とあって、私が会場に到着した頃にはすでに何周も園内を回られていました(こちらの海浜公園内1周が5kmなので、20周もぐるぐると走るのだそうです)。

私は10kmなので2周のみです。

いよいよスタート時刻が迫り、ウォームアップは万全。

 

天候は雨の予報で後半から結構降ってきて、海沿いということでの風まで加わりコンディションは良いとは言えない状況でしたが、何とか頑張って自己ベストを更新することが出来ました。(タイムは48分36秒)

これにてしばらくマラソン大会はシーズンオフとなります。

いつかはフルマラソン大会参加を目標に、自主トレーニングに努めようと思います。

継続は力なりです。 

2013年5月19日日曜日

真実の『桃太郎伝説』とは!? 番外編

おかやま物語⑧余談になりますが、かく言う私は子ども時代に岡山市制100周年記念のイベントで【ミュージカル桃太郎】に出演させてもらったことがあります。

役は“キジ”です。

若かりし頃の私(右の写真)です。
笑ってしまうほどの濃いメーク(生意気ですね~(笑) )



地元サッカーチーム(J2)の「ファジアーノ岡山」のファジアーノ(Fagiano)もやはりキジの意味です。 岡山県の鳥にも“キジ”が指定されています。


おかやま物語⑤さて  この頃から目立ちたがりの、出たがりだったのでしょう。
ここに私のルーツがある気が致します。(桃太郎さん役の前ででしゃばって地元山陽新聞にも掲載されました)

中学校にまで地元テレビ局さんが取材に来てくれて、それはそれは調子に乗り期(?)でございます・・・。



劇団四季や宝塚の先生方をはじめ、著名な演出家、作曲家の方々にご指導頂き、約2万人の観客を前に舞台に立たせて頂きました。

出演者が強い想いを持って臨めたのもやっぱり地元岡山ならではの『桃太郎』という題材だったこともあるでしょう。

今回はせっかくの桃太郎話に乗じて、いつまでも私の記憶の中で輝き続ける大切な大切な思い出を紹介させて頂きました。


おかやま物語⑥  
おかやま物語④






 

 

 



小さな頃から慣れ親しんだ地元のシンボルであると同時に、このようなエピソードもあるだけに特に思い入れが強いのです。 


桃太郎 イヌ サル キジ ハトやはり岡山県人として岡山こそが『真実の桃太郎伝説』の地と強く信じてしまうのです。

左の写真は皆様ご存知JR岡山駅前に立つ桃太郎さんの銅像です。

お供はもちろんイヌ、サル、キジに、ハト、ハト、ハトを従えて・・・(あれれ?)

ともあれ瀬戸内海に浮かぶ“鬼が島”に強い眼差しを向ける桃太郎さんご一行であります。


長きに渡ってお付き合い頂きありがとうございました。

2013年5月18日土曜日

真実の『桃太郎伝説』とは!? 完結編

桃太郎伝説 取材 003 では、本家と信じ続けてきた岡山ではどうでしょうか?・・・と訪ねたのは「吉備津神社」です。

岡山市にある大吉備津彦大神を主祭神とする山陽道屈指の大社です。こちらが“桃太郎伝説”のモデルなどで知らている神社です。

 桃太郎伝説 取材 002


おみくじ売り場はカラフルな桃太郎絵巻が内側からのライトでキラキラと光を放っています。
(桃太郎誕生から鬼征伐までが描かれています)

 

桃太郎伝説 取材 008
桃太郎ゆかりのものを探し、発見できたのがこちらです。
(右の写真→)

吉備津彦命(桃太郎のことなのです)が、百済の王子温羅(うら)(すなわちこちらが鬼です)を退治したときに、射った矢を置いたという“矢置石”です。

 鬼の販売員

こちらはみやげ物屋で働く鬼さん。お店のおばちゃん曰く、「鬼がうりゃあ、なんでもよう売れるんよ(笑)」とのこと。

確かに愛嬌があって思わず手にとってしまうかも!?





桃太郎伝説 取材 011お店のおばちゃんへのリサーチで、すぐ近くにある“吉備津彦神社”へ足を伸ばします。

こちらの神社は古代より背後の吉備の中山に巨大な天津磐座(神を祭る石)磐境(神域を示す列石)を有し、山全体が神の山として崇敬されてきたとのことです。
もちろん桃太郎伝説のその人と言われる“大吉備津彦命”を御祭神とする神社なのですが、桃太郎御一行は駐車場の奥にひっそりと立つのみでした。

これでもか!?と“桃太郎伝説のルーツ”を訴えかけてくる犬山に対して、岡山では歴史の中にしっかりと刻まれている様子が伺え、境内を歩きながら何だか自分なりにしっくりとくるように感じました。

桃太郎伝説 取材 014今回の取材中に見つけた本【桃太郎話:みんな違って面白い/立石憲利著】を読んでみるとよく分かったのですが、“桃太郎伝説”は北海道、大阪、和歌山、熊本、宮崎、沖縄の六道府県を除く全ての都府県にあるのだそうで、その総数は約680話にものぼるそうです。

紹介されている各地のお話を何話か読んでみましたが、例えば桃太郎の生まれ方でも①大きな大きな男の子・・・だったり、②桃の種の中へとってもとっても小さい指の頭ぐらいな男の子・・・などと紹介されていたりするのです。



育ち方もすくすくと良い子で育ったかと思えば、おじいさんおばあさんに甘やかされて近所の子たちをいじめるような悪ガキだったり、いつも寝ているような寝太郎風だったりと様々です。

お供についてはイヌ、サル、キジというパターン以外にも“つき臼”・“栗”・“カニ”・“牛糞”など猿蟹合戦風のものとなっていたりしていて、まさにそれぞれに違った“桃太郎伝説”が存在するのです。

ももたろう絵本 こうしてみると、みんなそれぞれに聞かされてきた話があって、それがその人にとっての“真実の桃太郎伝説”なのだろうな・・・と妙に納得してしまいました。

金子みすずの詩のように、「みんなちがって、みんないい」とあるように、まさにその通りなのだと思いました。

『桃太郎』とはどこの地の、どなたにとっても“悪い鬼を退治する永遠のヒーロー”なのでしょう。今回改めて調べる機会が出来て良かったです。

さて、真実の『桃太郎伝説』シリーズも本編はこれにて終了です。
(また番外編があったりするかもしれないので、また見てやって下さい)

2013年5月17日金曜日

真実の『桃太郎伝説』とは!? その③

宝物館境内を見渡せば、そこには『宝物館』の看板が!

鬼の写真や珍しい物多数が、大人200円、小人100円で見られるとのこと。(宝物拝観料が必要です)

早速のぞいて見ましょう!

 



鬼の子のミイラこれらの写真をご覧あれ。

まず右の写真は鬼の子のミイラとのこと。

何でも平成8年の火事で現物は焼失してしまたのだそうですが、他にも鬼のガイコツ、鬼の金棒、鬼の珍宝(イヌが噛み切ったもの)、そして左下の写真は桃太郎が生まれた桃の化石とのこと・・・。


 その桃 鬼の金棒など

 

 

 

 



もう何が何だか、ここまでくるとおばあさんが洗濯していた川は木曽川で、『桃太郎伝説』はここ“犬山”が舞台だったのか!?などと一瞬考えさせられてしまうのでした。 


様々なイヌたち

右の写真は宝物を運んだ台車に、様々なイヌが並んでいます。
(中にはかの有名なビク○ー犬までいて、何でもござれです)

他にも外国製の桃太郎像、戦意高揚のポスター、終戦の御前会議(白川一郎画伯 筆)太平洋戦争終戦の詔書。昔の生活用具・・・等など。



ここで全てをご紹介できないのが残念ですが、こちらには他にも珍品の数々が所狭しと展示されていました。

ご興味がある方は一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか?

次で真実の桃太郎シリーズもまとめにしようと思います。

2013年5月12日日曜日

真実の『桃太郎伝説』とは!? その②

桃形鳥居 こちらのピンク色をしたアーチは“桃形鳥居”です。

悪は去る(サル)、病は居ぬ(イヌ)、災は来じ(キジ)」と書かれていて、桃太郎神社という名前らしいご利益を感じる気がします・・・。

とにかく至る所に桃太郎達のコンクリート像が並んでいます。(写真↓)



画像①由緒として簡単に紹介すると、古事記に出てくる何とかの尊(みこと)さんが黄泉の国から逃げ帰る時に悪魔に追われた際、そこに生えていた桃の木から桃をちぎって悪魔に投げつけたら効果があったとのこと。つまりは桃の力で逃げ切ったんだそうな・・・。

この桃の実から現れたのが何とかの命(みこと)さんで、ここ犬山市の木曽川沿岸に祭られているのだそうな・・・。


この地には最後に桃太郎さんが姿を隠したと言う「桃山」とがあったり、桃太郎を育てたおじいさん・おばあさんの家があったり、もちろん「鬼が島」もあるのだそうで、桃太郎神社から鬼門(北東)へ8km越えた可児川の中にあるのだとか・・・。


画像②他にも
犬山(いぬやま)/猿洞(さるぼら)/雉ヶ棚(きじがたな)・・・イヌ・サル・キジが住んでいたところ。
取組(とりくみ)・・・岩陰から突然現れた鬼と桃太郎が取っ組み合いして戦ったところ。
敵隠れ(てきがくれ)・・・人を襲う鬼達がかくれて待ち伏せしていた岩場。
今渡り(いまわたり)・・・桃太郎達が乗った船が「今、川を渡ったぞー!」と見張りの鬼が仲間に知らせたところが今渡村となった。


などなど紹介すればきりが無いほどエピソードには事欠かない土地のようです。
(むむ、これはやばいぞ!?)

そして更にはこれらの裏付けとなる証拠たちがねむる『宝物館』があるとの情報をキャッチ!これは行かねば!


次回続報をお待ちください。

2013年5月11日土曜日

真実の『桃太郎伝説』とは!? その①

桃太郎神社久々のブログです。

今回は研修で訪れた愛知県犬山市で出くわした“事件”についてご紹介したいと思います。

それは突然目に飛び込んできました。

鳥居には何と“桃太郎神社”と書かれているではありませんか!?

 

いやいや、桃太郎といえば我がふるさと“岡山”でしょう!

これは一度参らねば・・・で探索です。

きじくん さるくん 犬くん

 

まずはコンクリートで出来たイヌ・サル・キジのお出迎えです。

ももたろうくん小学3・4年生くらいの背丈で、ペンキの色鮮やかな作品達です。

何でも天才コンクリート作家の浅野祥雲(あさのしょううん)氏の作品だとか。
(この世界では有名な方のようです)

そして鳥居では桃太郎さんが桃から飛び出て待っています(右の写真)。

地元では、子どもの健康を祈る神社としての認識が高く、大切にされているとのことです。

 

ここ犬山こそが真の桃太郎生誕の地だということを強く訴えているのです。

その証拠に、おばあさんが洗濯をした時についた足形のある“洗濯岩”も展示されています(下の写真)。

洗濯岩 洗濯岩②

 

 

 

 

 


右上の写真によると足の大きさは30cmを越える大足です。
踏ん張り続けてこのような跡がついたのだとか・・・!?

まだまだ奥が深そうなこちらの神社。

現地レポートは続きます。