2014年10月21日火曜日

2014年10月の鄭州レポート

IMG_4350 鄭州より10月のレポートです。

S-DOG活動(日新版の改善活動)及び董事長巡回です。

8課の推進委員のメンバーと上期の振り返りと下期の状況を確認。

さすがやる気に満ちあふれた日新精密のメンバーは順調に活動を継続してくれています。

前回までの指摘事項はしっかりと改善しつつ、彼らなりによりよ良い環境作りにも取り組んでいる様子が伺えました。

 

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【工具の仕分け/備品倉庫内の在庫もコンピューターで入出庫管理しています】

実は日新精密はISOを取得すべく取り組んでいるところでもあり、S-DOGの活動が功を奏することもあるようです。

また受注量も増加中で、社内における機械加工も生産に追われている状況でした。

こちらもまた11月22日には日新からの代表が来日しての改善事例を発表されます。

日本と中国で良い刺激をしあえればと思います。

2014年10月3日金曜日

MICKEYニュース第18号 ~次工程はお客様~

MICKEYニュース 第18号 MICKEYニュース第18号を発刊しました!

MICKEY活動の基本精神7か条の一項目に、『お客様の満足度100%を目指すこと!』と記しています。

イノテックにとってのお客様は言うまでもなく【我々の加工した部品を使い製品を作って販売しておられるメーカー各社様】です。

  しかし、さらにもう少し考えを進めると、その製品を使う最終ユーザーの皆様も我々の【お客様】です。

【メーカー様と責任を分かち合いながら最終ユーザーの皆様の満足度100%を目指す】ことこそが私たちの存在価値なのです。このように理想を高く掲げることによって私たちの仕事のレベルも高まってゆきます。

しかし一方で、そのような【お客様】と直接接触のない人にとっては、「そんなことを言われてもどうもピンとこないなあ」というのが本音かもしれません・・・。
理想を高く掲げる一方、実際の行動は具体的にはっきりと見える目標に向かって行わなくてはなりません。

「次工程はお客様」という言葉があります。この言葉はトヨタの物づくりー作りすぎの無駄や待ち時間の無駄をなくすために、後の工程から必要な時に必要なだけの数量をカンバンを使って前工程に発注してゆく仕組み(カンバン方式によるジャスト イン タイム システム)ーからできた言葉だといわれています。

この言葉通り、【自分にとってお客様とは自分の次の工程を受け持つ人である】と考えれば100%満足度を目指す相手がはっきりと見えてくるのではないでしょうか。

「自分の仕事を改善・改革することによって次の工程の仕事の質をもっと上げられないだろうか」、「次工程の満足度100%を目指すために自分は何をすべきか」と、各々全員が考えながら仕事をする職場ができたなら全体の仕事の質も見違えるほど向上し、結果として【会社としてのお客様】の満足度向上にもつながっていくと思うのです。

そのためには次工程をよく理解する必要があります。次工程との緊密な情報交換、意思疎通は不可欠です。風通しの良い職場づくりの基本となる考えとも言えるでしょう。

さらに、これは工場における物の流れの中だけの話ではありません。書類や資料を作るときにはそれらを見る人が【次工程=お客様】です。【お客様】によく理解してもらえる工夫はできているのだろうかと自問自答です。

「次工程はお客様」 この言葉は、【仕事の質】を向上させるだけでなく、【会社の風土】を作ってゆく言葉でもあると思うので、社内にしっかりと根づかせて行きたい思います。

 

追記:11月22日には年に一度のグループ全体での改善事例発表会を開催いたします。今年一年の総決算としての各事業部からの発表が楽しみです!