2014年1月23日木曜日

日本経済新聞『交遊抄』に掲載

日本経済新聞の『交遊抄』(2014年1月23日付)にて萩原工業株式会社代表取締役社長の萩原邦章様より、当社社長の岡崎浩が紹介されました。

交遊抄(20140123)こちらのコーナーは日本経済新聞の一番最後のページ(私の履歴書などが掲載されているページ)にあり、そうそうたる方々が人生に大きく関わられているご友人を紹介されています。

萩原社長様から紹介して頂いた内容を一部ご紹介させて頂くと、見出しは『岡山の臥竜』というもので、35年前から同年代の経営者仲間で本音をぶつけ合ってきた「臥竜会」の説明から始まります。

臥竜とはそもそも読んで字のごとく、臥している竜です。

この会の名前に込められた想いとは、将来は力をつけて天に昇り、“世のため”“人のため”に努めることを目的とし、今は地に臥して研鑽を積んでいるということだそうです。

年に3~4回程度の会合を35年間も継続して来られ、お互いのことを真剣に考えて、これでもかというほどに本音と本音をぶつけ合いながら意見を戦わせたり、大所高所から日本経済や世界経済などについても議論しあうなどしてお互いが研鑽し合っているそうです。

記事が掲載された23日には早朝から「記事を見ましたよ!」という声が地元岡山はもちろん、関東・東海・関西・四国のお取引様や銀行さんなどから続々と寄せられ、さすが日経新聞の全国版に掲載されるとこんなにも大きな反響があるのかと驚かされました。

社長のことを「心友」と紹介して頂いた萩原社長様にもあらためて感謝申し上げます。
ありがとうございました。

また親子三代にもわたるお付き合いということで、私の代からも末永くこのご縁を大切にしていきたいと思います。

私も諸先輩方と同じように“志”をもった仲間とこのように長くお互いを刺激しあえるような「会」を持ちたいと強く感じた次第ですが、まずは自分がそれだけの人物に成長せねばなりませんね。頑張ろうと思います。

2014年1月22日水曜日

MICKEYニュース第14号

MICKEYニュース14号2014年では最初のMICKEYニュースの発行です。

MICKEY活動も3年目に突入いたしました。

いよいよ活動内容も”より深く”、”より内容の濃い”ものにしていかねばと思います。

                   
『安全と信頼と利益を作り出す工場づくり』と掲げてきたスローガンも、本当に実現出来ているのかといえばまだ道のりは途中です。
                       
全員が認識を深め、真の意味を理解して実行していかねばと改めて感じている次第です。                   

そこで今年はまず個人個人の目標を掲げる上で、今までのように漠然とした目標でなくこのスローガンに乗っ取り品質・稼働・5Sといった項目ごとで取組目標(チャレンジ目標)を制定し、今年一年取り組んでいきたいと思います。

 

昨年末に行われたイノテックグループ全体での改善事例発表会においては、各グループが意識をもって取り組んでくれている様子が良く分かりました。

3年前(活動前)の当社の状況から考えると大きな進歩を遂げているのではないかと思います。

今までの活動をこれからも本物の生きた活動として継続し、更なる成長を遂げるためにも『個々』の力もバージョンアップせねばと思うのです。

3年かけて育ててきた芽を今年は大きな花が咲かせられるように、全員で明るく・元気に・前向きな姿勢で取り組んで行こうと思います!

                             

2014年1月6日月曜日

2014年 年頭のご挨拶

2014年初日の出謹んで新年のお慶びを申し上げます。
さて、2014年の幕が明けました。

右の写真は元旦に初日の出を拝むべく西大寺から九蟠へとマラソン(往復14kmですが・・・)して撮影したものです。

天気も良く、凛とした空気の中清々しい気分で新しい年をスタートしました!

 

さて、昨年は「アベノミクス」による“景気回復の兆し”を世間でも言われるようになった年でもありましたが、一部の大手上場企業を除き、中小零細企業にとっての現実は厳しいままというのが現状です。

為替も2013年1月の時点では89円程度だったものが、1年たった今では105円程にもなり、約2割も円安になったことになります。

株価も2013年1月は11,000円前後だったものが、年末には15,000円ほどに回復してきたのももちろんこういったことが大きく影響しているのですしょうが、改めて政治と経済の関係とは何なのだろうと思います。

実際の経済情勢がどの程度のものなのか?

「日本は世界最大の対外資産を持つから大丈夫」
「デフレを脱却すれば財政も良くなる」

などと、国民が勘違いするような持ち上げ方で景気の抑揚を図っているようでは、また国民は政府に騙されて全員が討ち死にすることになってしまいます。

この日本において問題が破綻した際に誰も責任を取れる人がいないでしょうし、その時になってだまされたと思ってもどうしようもないのですから・・・。

また製造業を取り巻く環境については、さらにグローバル化が加速しているのも事実です。

先月12月に中国で行われた日系メーカー様の生産説明会に参加してきた時のことですが、参加されている240名の名簿を見ても日本人は1割程度しか見当たりません。

ほとんどの参加者がローカル企業の方々なのです。

毎年来られている方にお話を伺うと、年々日本人は減っているとのことでした。

そしてそのメーカーさんからの発表でもやはり『更なる現地調達率の向上』と声を大にして言われていました。

世界レベルで見て、グローバル企業・勝ち組企業といわれるところに日本の企業がどれほど絡んでいけるのか?そこに日本の製造業が必要とされるのか・・・。不要な国となってしまっているのではないか・・・?我々が直面している大きな課題です。

イノテックグループにとっては昨年までにまだまだ積み残してきた課題がたくさんあります。お客様に必要とされる企業なのか?納期・品質・コストの競争力はまだまだ不足しているのが現実です。メーカーとしての信頼も改めて構築していかなければなりません。

昨年末にグループ全体での改善発表会がありました。

各事業部から発表があり、ボウリング大会・大忘年会と続いたわけですが、最後に岡﨑社長が言われた一言に「今日の発表会を聞いて、いままで35年走り続けてきたことが、やっとこれから先につながるのではと期待できる内容だった。」と言われました。

実際にはMICKEY活動をはじめ社内の改善活動もまだはじまったばかりです。

これらが本当の意味で機能して、生産性及び稼働率の向上、労災0(ゼロ)、不良0(ゼロ)へ取組み、納期遵守率100%・・・などまだまだ結果が出せているといえるようなものではありません。

しかしながら、こういった取り組みがやらされているという受け身の活動ではなく、みなさん自らが考え、自らが行動に移し、具体化するといった雰囲気が生まれてきたことも事実です。

それが我々の大きな力であり、これから先につながる希望だと思います。

自分たちの城は自分たちで築き上げ、自分たちで守る。

2014年はイノテックが本物になれるかどうか「真価」が問われる年だと思います。

「真の価値を目指して、更なる進化を」をスローガンに今年一年力を合わせて頑張って参りたいと思います。

本年も宜しくお願い申し上げます。


専務取締役  岡﨑真之