2009年5月25日月曜日

2009年 新研修生入社!


2009年の研修生が本日より入社となりました!
中国・日新精工にてNC・MCを中心に活躍していたメンバーである。
これから1年間研修して、更に2年間の実習を経て、また日新精工に戻ります。
もともと優秀な彼らだけに、日本語の学習はもとより、加工技術・品質管理に関しての学習能力と向上心は素晴らしいものがある。
日本の技術力を勉強して、日新精工の新工場立ち上げに向けて、更なる戦力の育成に努めます。

2009年5月19日火曜日

日中文化講座へ



先週末の休日を利用して、日中友好協会主催の「いまの中国をどうみるか・・映画・漫画を通じて」の講演会に行ってきました。
講師は映画評論家・漫画評論家としても有名な石子順さん。 
中国映画を通じて、中国の歴史・社会・風景・生活・人間を見る事ができるとの事。
石子さんが紹介されたのは、今年日本公開された4本の中国映画。


・1947年からの国共内戦を描く反戦映画である 「戦場のレクイエム」
蒋介石軍と人民解放軍の「内戦」が描かれているそうだが、石子さんはこれまでのように「解放軍万歳」ではなく、むしろある戦場での解放軍の敗北を通じて内戦の悲惨さを訴えていると評論されている。
・208年。赤壁の戦いを描く大作。 「レッドクリフ」(現在パート2が公開中)決して「戦争映画」ではなく、戦争の悲惨さを描き、戦争には勝者も敗者もないことを訴えているとの事。
・2007年。成都にある軍需工場の終末をとらえる。 「四川のうた」

・1920年代~1945年。京劇の名優、初の劇映画化。「花の生涯ー梅蘭芳(メイランファン)」
の2本は、いまの中国映画の人間の描き方の豊かさを紹介されていた。

日本の映画・漫画文化も多く持ち込まれ、国民的な人気を呼んでいるものも多い。ドラえもんやちびまる子ちゃん、宮崎アニメなどは絶大な人気である。
こういった様々な文化や、発想などが自由に中国国内でもまた新しい文化として育まれていくことは素晴らしいことだと感じました。

2009年5月15日金曜日

中国工場にシェルマシン導入


当社中国工場・鄭州日新精工有限公司にシェルマシンの1号機が導入されました。
鋳物の中子(なかご)を製作する機械です。
中国国内メーカーも多々ありますが、機能的な面では単能機が主流であり、実際の製造工場では人海戦術で作業しているのが現状です。
しかし、この度当社が導入したシェルマシンは、日本国内の素晴らしい技術をもたれたメーカーさんとタッグを組み、作業性・効率に優れたマシンを中国に送り、日新精工で一緒に組み立てました。
価格面ではまだまだ中国メーカーのものより高いものの、実際には機能や効率を考えれば、大幅にメリットがあるもの。これからの中国でも、人海戦術から、効率化・省力化は進んでいくと見られ、必ず必要になる機械の一つです。もちろんこれから部品の中国製作も含め、中国市場で販売しやすいコスト改善にも取り組んでいきます。早速多くの鋳物工場さんが来社されて、デモを見学されてすぐにでも欲しいとの声が寄せられています。
日本国内の鋳物工場は、実際に稼動している工場は約600社程度といわれています。
これに対して、中国の鋳物工場は2万数千社あります。この内、約4,700社が当社日新精工のある河南省に集中しているのです。この数字からも中国市場がいかに大きいかが分かって頂けると思います。
日本市場は冷え込みが続いていますが、中国の市場は日本より早く動きが出てきます。
世界経済の動きに乗り遅れることのないよう、スピードを上げて取り組んでいきます。

2009年5月1日金曜日

2010年上海万博!


上海万博が2010年5月1日から184日間開催される。
ちょうど今日から1年後である。
会場面積は愛知博の約4倍。200の国家と国際機関の出展と、入場者7,000万人が目標という。
建設費運営費に286億8千万元も投資するというので、相当な規模である。
テーマは、より良い都市、より良い生活
副テーマ:都市多元文化の融合・都市経済の繁栄・都市科学技術の革新・都市コミュニティーの再生・都市と農村の対話  との事。
中国という国が、国際的な舞台でどれだけの力を見せられるかは、北京五輪でも十分に感じられた方も多いのではないでしょうか? 国を挙げてのプロジェクト。
今回の『上海万博』でも、国内の景気活性化・インフラ整備・雇用の改善 などなど
必ずや経済にとっての大きな刺激になるでしょう。
世界経済にも少なからず良い影響があるのでは?と期待もしたい所です。
※写真は、上海万博のマスコット『海宝』とのショット。
 漢字の「人」を核心アイデアとされているとの事。