2009年5月19日火曜日

日中文化講座へ



先週末の休日を利用して、日中友好協会主催の「いまの中国をどうみるか・・映画・漫画を通じて」の講演会に行ってきました。
講師は映画評論家・漫画評論家としても有名な石子順さん。 
中国映画を通じて、中国の歴史・社会・風景・生活・人間を見る事ができるとの事。
石子さんが紹介されたのは、今年日本公開された4本の中国映画。


・1947年からの国共内戦を描く反戦映画である 「戦場のレクイエム」
蒋介石軍と人民解放軍の「内戦」が描かれているそうだが、石子さんはこれまでのように「解放軍万歳」ではなく、むしろある戦場での解放軍の敗北を通じて内戦の悲惨さを訴えていると評論されている。
・208年。赤壁の戦いを描く大作。 「レッドクリフ」(現在パート2が公開中)決して「戦争映画」ではなく、戦争の悲惨さを描き、戦争には勝者も敗者もないことを訴えているとの事。
・2007年。成都にある軍需工場の終末をとらえる。 「四川のうた」

・1920年代~1945年。京劇の名優、初の劇映画化。「花の生涯ー梅蘭芳(メイランファン)」
の2本は、いまの中国映画の人間の描き方の豊かさを紹介されていた。

日本の映画・漫画文化も多く持ち込まれ、国民的な人気を呼んでいるものも多い。ドラえもんやちびまる子ちゃん、宮崎アニメなどは絶大な人気である。
こういった様々な文化や、発想などが自由に中国国内でもまた新しい文化として育まれていくことは素晴らしいことだと感じました。

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