2016年2月12日金曜日

タイ視察レポート②

YANMAR S. P.CO., Ltd. 様を視察させて貰いました。

1978年設立で約40年ほども経過されているとのことで、早くから海外戦略に取り組まれています。

 日本の面積と比較しますと、日本が約37万8千平方キロに対し、タイが51万3千平方キロ、日本の約1.3倍の大きさになります。

 
人口的には日本の約1.2億人に対して、タイは約6千万人で約半分の人口です。そんな中、田んぼの面積は日本の約5倍もあり、お米の生産量は日本の3.7倍も生産されているとのこと。インドでの現状と比較しましても、圧倒的にタイの方が進んでいることが分かります。

 農業占有率は日本では2%に対して、タイでは40%とのことですから、いかに農業に関する需要(市場)が大きいかが伺えます。

 また気候的にも恵まれ、北部では2回/年間、中部では2.5回/年間、も収穫できるということでタイでは機械化が進んでいることもうなずけます。

インドではまだ牛が活躍するレベル【phase0(ゼロ)】、ミャンマー・カンボジアが【phase1】。
【phase2】あたりから耕運機~トラクターへと変わってくるとのことで、そういった流れをインドから順に見て回れたので、実感として分かり易かったです。

 タイの景況感及び見通しについては、2013年、14年と全体的に不況になり、2015年は落ち込んでいるものの、2016年には回復傾向にあり経済成長は伸びていくと見込まれています。

 2015年は干ばつにより水不足もあったので、2回目の生産が出来なかったことなども影響し、計画より△20%減ってしまったとのことで、自然環境による影響はここでも大きいようです。



【タイ現地生産のトラクター(→右写真)】
 
 使用時間としては700H~1,000H/年間と日本の10倍から20倍も使われることや、また地盤も悪く、ドーザーを装着して使用するなど非常に頑丈に作らなければならないとのことでしたが、コストはローコストで作り込まなければならないとのことでした。

 弊社も今後部品を納めさせて頂くうえで、品質面における注意点などを直接来て見て知ることが出来て非常に勉強になりました。

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