今年も残すところあとわずかとなりましたが、2013年最後の中国出張です。
今回は岡山空港→上海・浦東空港行きの飛行機が2時間半遅れてのフライトとなりました。理由は上海側の天候不良により機材が到着していないためとのこと・・・。
噂のPM2.5が猛威をふるっているらしく、特にここ数日は数値が跳ね上がるなど厳しい状況です。
上海・浦東空港に到着して、なるほど納得する景色が広がっていました。
右の写真が空港で撮影したものですが、決してこれは雨が降っているわけではなく、霞がひどくてこのようにどんよりとしているのです・・・。
当然マスクを持参したのですが、実際には現地でマスクをされている人はほとんど見かけませんでした。あきらめているのか、慣れてしまっているのか・・・?
あらためてご紹介するまでもないですが、PM2.5とは大気中に浮遊している直径2.5マイクロ【マイクロは100万分の1】メートル以下の微小粒子状物質です。
自動車や工場、火力発電所、焼却炉などが主な発生源で、森林火災や黄砂、火山灰など自然由来のものもありますが、たき火やたばこの煙などにも含まれています。
髪の毛や、スギ花粉よりも小さく、肺の奥まで入りやすいので肺で炎症を引き起こし全身に影響を及ぼすのだとか・・・。高い発がんリスクを伴う恐ろしい微粒子なのです。
調べてみましたら下記のような数字がありました。
0~50の数値 ⇒ 状態良好
51~100 ⇒ 軽微の汚染 屋外活動はできるだけ控えましょう。
101~150 ⇒ 心臓や肺疾患者、高齢者、子供は長時間の屋外活動は控えましょう。
151~200 ⇒ 長時間の屋外活動を控えましょう。
201~300 ⇒ 中度の汚染 屋外活動は中止しましょう。
300以上 ⇒ 重度の汚染 人体に影響が出るレベルの汚染状況で屋外活動はNG
※単位:マイクログラム(1立方メートルあたり)
日本では10~30マイクロ程度のイメージですが、上海ではこの日200マイクロ以上の数値を記録しているとのこと・・・。
上記から見ると、「中度の汚染・屋外活動は中止しましょう」とあります。
上海から鄭州に移動し、到着したのは夜遅く。翌朝ホテルから見た鄭州の空は右の通りです。
上海に比べると随分とマシな気がして少し安心しましたが、やはり空気が悪いことには変わりません。
環境汚染が日本までも影響を及ぼしてきている昨今です。何とか改善の方向に進まぬものかと願うばかりです。
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