2014年2月20日木曜日

韓国・台湾海外レポート④

IMG_2088ソウルから台北に移動です。台湾も韓国と同しく初めての入国です。

視察5社目は1973年設立のワイヤーハーネスのメーカーです。

自動車やオートバイメーカーのパートナー企業として41年にもわたって発展されており、共同開発設計、3D設計など電子システムなどの革新的な取り組みを続けられています。


2,000名からおられる社員数のうち、約200名の方が開発・設計に従事されるなど研究開発における意識の高さが伺えました。

IMG_2108また生産の面では中国福建省で約95%を生産されており、台湾(本社)の位置づけは売上げの60%を占めるという台湾国内向けの生産や、全体的なバックアップ機能として捉えており研究開発拠点とのことでした。

また電動車イスなど医療向けのバッテリーについては世界シェアの70%というから驚きます。

主にアメリカや欧州向けの輸出だそうですが、卓越された技術力のもとにこういった結果がついてくるのだとあらためて感心させられました。

6社目、7社目には台湾を本拠地にされていて中国にも生産工場を多く持たれている巨大グループを視察させてもらいました。

まずはバイクや農業機械向けエンジン・オイルポンプの生産をされている工場を視察です。縦型・横型のマシニングなどが100台から並び、専用治具の設計から全てを社内で段取りされるなどレベルの高いものづくりをされていました。

測定器具については日本製やドイツ製とのことでしたが、マシニングなどの加工機については台湾製の現地調達で十分間に合うそうで、金額的にも日本の工作機械の約半分で購入できるとのことで、ここでも競争力の差が出るのだと感じました。

1972年に公司設立され、40年かけて月間30,000tもの生産量をこなされる一大グループを構築され、大中華圏内では最大級の鋳造会社となられたそうです。(グループ企業2社は上場されているそうです)

本社工場は人材育成がメインで、こちらから中国の工場などへ優秀な人材を派遣されるというお考えも伺いました。

今後の中期・長期の展望については、規模の拡大よりもこれからは社内に重点を移し、お客様の満足度・社員の満足度のために投資をしていきたいというお言葉からもこちらの会社が強い訳を感じ取れた気がしました。

0 件のコメント:

コメントを投稿