フッセンの田舎にある巨大なファクトリー。
アルプス山脈が背景というすごいロケーションにその工場はありました。
ドイツのギルデマイスターグループと日本の森精機が提携されています。
訪問したフロンテン工場はドイツ国内における本拠点にあたり、5軸を中心とした大型機械の生産をしており、生産能力は最大で1,500台/年間とのこと。
現在50機種あるが、新たな機種を次々と開発中とのこと。
縦型・横型のマシニングやターニングもあるものの、5軸機が85%~95%も占めるほど重点的に生産されているところがモノづくり大国のドイツらしい印象を受けました。
こちらの工場で製造されている最大機はDMU600で、ワーク重量150t、長さ6mまで加工可能とのことで、場内ではまさにそれらの機械が組み立てられており、圧巻でした!
またフロンテン工場での生産は全て自社製の工作機だけで加工されており、問題点等も直ぐに開発・設計・生産各位にフィードバックされカイゼンにつなげられている仕組みについても説明がありましたが、まさにIoTの活用の分かり易い実例を学びました。
Industrie4.0のコンセプトとして“デジタル化への道”を掲げ、機械とタブレットをターミナルボックスでつないでコンピューターで機械の加工情報を確認出来るようにしたり、また部品倉庫とも情報をつなげ工場全体の流れを構築しているとのことでした。
生産コンセプトはトヨタの「カンバン方式」を取り入れられているとのこと。
そういった取り組みとのつながりから“IoT”とはトヨタカンバンシステムの電子化ともいえると感じました。
□工場のまわりはアルプス山脈の麓ののどかな田舎町で、家々のに壁には絵が描かれていたり(←写真)、まるでおとぎの国のようでした。
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