2017年4月28日金曜日

ドイツ発祥といわれるIndustrie4.0を探る視察⑦

ハノーバメッセ会場に到着しました。
世界最大の産業見本市としても有名です。
今年の出展企業は6,500社にもなるとのこと。

2017年のテーマは『Integrated Industry-Creating Value』(産業システムの総合化・価値の創造)

Industrie4.0とは?IoTとは?と明確なものを見つけたいと会場入りしました。

今回工場見学で訪れたボッシュやドイツを代表するシーメンスはもちろん、EU諸国、米国、アジア各国の様々な国々が最先端の技術を50haにも及ぶ会場内に競うように展示されており、会場は大いに賑わっていました。

50ha(ヘクタール)もある会場です。坪数にすると約15万坪、、、(^^;)

その広すぎる会場に展示会場が30ブロック以上にわたり点在していて、場内を巡回バスがまわりり会場間を移動するなど相当なスケールでした。


あらゆるモノがネットにつながる「IoT」の技術を使って収集したデータを、どのように活用するのかがベースにあり、さらにはAI(人工知能)関連の技術革新を前面に取り上げられていました。

視察で見学させて頂いた各社もそうであったように、データを収集してから情報を共有し、機械の故障予測や生産の最適化に役立てるということで社内の生産性改善であったり、品質の向上に役立てられるなど、すでに日常の作業環境で当たり前のように取り込まれていることを実感しました。


ここにAIが加わり、ロボットも活用していく中で例えばライン上で製品を画像解析して部品の傷を検知したり、寸法公差までも瞬時に測定して選別したり、また故障についても予測したりとまさに人の手がかからない無人化工場へと進化していくのだろうと思いました。

会場ではIoTの学び以外にも、ドイツ現地の鋳物工場さんとも交流が出来て、ドイツにおける鋳物会社の現状や製品単価、取り巻く環境なども知ることが出来て非常に参考になりました。



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