2010年3月9日火曜日

JETROハノイセンターにて


ベトナム北部ハノイ近郊には日系工業団地が複数ある。
まず訪れたのは、JETROハノイセンター。
ベトナムの経済概況について説明を受ける。2007年の実質経済成長率は8.5%だったが、その後のリーマンショックによる世界的大不況の影響もあり、2009年は実質5.2%程度になっている。

内需は、建設、食品・飲料・電機・電子など活発だが、貿易収支では黒字になったことが無いのが現状。中国も、タイも途上国では20年~30年貿易赤字が続くのが普通であった。外資で経済成長を起こす事が多い為である。その後、輸出が伸びてきて、貿易黒字になって行く。
中国は20年程で貿易黒字に転換されたので、珍しいとの事だが、やはり中国の勢いを象徴することだと感じた。
ベトナム通貨(ドン)の為替については、貿易収支とインフレ率で決められる為、現在VND(ベトナムドン)については1ドル=18,000~19,000ドン、と下がったままである(ちなみに1ドン=0.005円)。

ODAによる支援に頼ることも多い。日本からのODAで作られた国道も多く見られ、写真は5号線で撮影したものだが、日本からの援助を記念してベトナムの国旗と並んで飾られていた。

昨今のベトナム投資環境においては、インフラ未整備が大きな課題となっており、進出外資企業をはじめ諸外国からも速やかな開発が強く望まれている。

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