2015年6月29日月曜日

MICKEYニュース21号 『知識と知恵』

MICKEYニュース21号当社では毎朝、改革の基本精神10箇条というものを唱和しています。

その中の一つに、『一人の知識より十人の知恵を』というものがあります。

今回のニュース21号では、あらためてその部分について掘り下げてご紹介してみました。

 

◇そもそも「知識」と「知恵」の違いとは?

「知識」とは、【学習や実験、調査や観察などの経験を通じて知った事実やデータなど】を指します。

→一方「知恵」とは【適切な場面で適切な知識を活用する能力】のことを指します。

【「知識」は貯金で、「知恵」はその使い方】ーと考えたらどうでしょうか。

いくら一生懸命頑張ってたくさんのお金を蓄えても、その使い方を知らなければ折角のお金を豊かな人生を送るために、あるいは有意義な目的のために活かすことができず、何のために貯金をしたのかわけがわからないことになります。

【「知識」が「知恵」を生み、「知恵」が「知識」を生かす関係】とでもいえばよいのでしょうか。

「知恵」を出すためのベースは「知識」ですが、「知っているだけの知識」では「知恵」を生み出すベースにはなりえません。経験によって得られた事実やデーターが起きる理由やその意味を深く理解して、「知恵」を絞り出す時にいつでも取り出せるようにしたうえで各々の引き出しの中にしまっておくことが重要です。

日々の仕事を単に「作業」として流して過ごす人と、一つ一つの経験を「知識」として身に着け、「知恵」の源として自らの引き出しを豊かにしていく人とでは「仕事人」としても「人間」としても大きな格差が生まれてくることは明白な事実です。

難しい課題を解決し、物事を大きく変えていくときに、たった一人が持っている「知識」など何の役にも立ちません。「知恵」を絞り出すことです。しかし一人の人が絞り出す知恵などはたかが知れています。大勢の仲間が生きた知識を持ち寄り、知恵を出し合うことによって現場は変わっていきます。

リーダーの重要な役割は、メンバー個々の能力を高めるとともに、それらの能力を結集して、より大きく、ダイナミックに現場を変えていくことにあります。

MICKEY活動【M】は「みんなの【M】」であることをもう一回思い出していただきたいと考える今日この頃です。

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