2011年7月25日月曜日

犬島プロジェクト

瀬戸内海に浮かぶ犬島を舞台に、福武教育文化振興財団の25周年記念事業で2題の演劇が公演されるとのこと。

対談の風景 今秋の公演を前に、2作それぞれをプロデュースする劇団「維新派」主宰の松本雄吉氏と、演出家村上拓也氏の対談があるとのことで早速足を運ぶ。

お二人とも、瀬戸内海の“犬島”ならではの自然を生かした中に、革新的な要素を盛り込んだ大変興味深い構想を持たれており、舞台好きの小生にとっては大変な興味をそそられる。

 

そして、今回は何と、市民からも出演者を募るとのこと。


1次審査エントリー

・・・で、申し込む。


一次審査は書類選考とのこと。履歴書、写真(上半身・全身各一枚)、志望動機、などを準備し同封。

そもそも履歴書から書く機会がなく、不思議な気分ではあったが、志望動機をまとめながら、改めて自分が好きな世界について頭の整理が出来た。

まずは結果を待つのみである。

2011年7月23日土曜日

御所実業/竹田監督とラグビー部

竹田監督①

『奈良が誇る名監督の情熱にふれる』シリーズ第2弾です。

カネミツ事業部がある奈良県御所市に、御所実業高校(旧・御所工業)があります。そこでラグビー部監督を23年に亘り務められている竹田寛行監督にご講演頂きました。

 

 

“夢とは、あきらめないこと”というテーマで、竹田監督が御所工業高校に赴任され、当時部員が2名だった「部」とも呼べないほどの状況から、どうやって部員を集め、一つにし、今では全国大会出場の常連校と呼ばれるまでの強豪チームに作り上げて来たのか?を熱く語ってくれました。

あえて詳しい内容まではふれませんが、当初は多くの問題を抱えており、まずは生徒達と真剣に向き合うことだけに全力を尽くされたとのこと。その内、一人また一人と監督を認め、慕い、部員達が集まるようになった(話を伺っていて、まるでドラマのような劇的なお話でした)。

当時奈良県では天理高校が常勝チームであり、どうしても勝てないシーズンが続く。天理高校のユニフォームが白であることから、“白い壁を乗り越える”を合言葉にチームが一丸となって挑み続ける。

生徒達の怪我や事故・・・多くの困難を乗り越えて、2008年からは3年連続で花園(全国大会)出場を果たし、08年度には準優勝の結果を残すまでに・・・。

どんな状況でも、大きな夢に向かって無我夢中で取り組み続ければ、必ず結果はついてくる。そんな当たり前のようなことでも、ついつい大人は忘れがち。部員達はひたむきにボールを追いかけながら夢を実現させようと必死です。

自分達大人も“夢”をもって、ひたむきに頑張らねばなとあらためて思いました。

 

御所実業ラグビー部のみんなと

(御所実業ラグビー部のみんなと。鍛え上げられた筋肉も半端ではありません)

2011年7月16日土曜日

河瀬直美監督と

河瀬直美監督と

カネミツ事業部でお世話になっているシステム会社さんの御案内で、FUJITSUファミリ会関西支部さん企画の、『奈良が誇る名監督の情熱にふれる』という講演会に参加させて頂きました。

まずは『世界と繋がる映画表現とその想い』というテーマで、河瀬直美監督からご講演頂きました。

 

河瀬監督は、2007年カンヌ国際映画祭新人監督賞を『萌の朱雀』で受賞された映画監督です。また、『殯(もがり)の森』でカンヌ国際映画祭グランプリを受賞されたり、今最も注目されている映画監督のお一人です。

『NARAtive(ナラティブ)』という言葉を掲げ、今後活躍が期待される世界の映画監督を奈良に招き、“奈良”を舞台にした作品を制作してもらい、世界に発信する活動を精力的に行われています。

この作品が世界中を巡って、世界の人に見てもらうことになり、奈良の魅力を知ってもらうことにつながります。作品が自ら魂を持って奈良を知らない人たちのもとに届けられるのです。

また、これからの時代を担う子ども達に、映画を通じて心を養うことにも力を注がれています。「映画は観せられるのではなくて、観る力を養うことが大切だと・・・」このことには小生も特に共感し、取り組みについてなど言葉を交わさせて頂きました。

河瀬監督はハリウッド映画(例えば流行のSF物や3D中心の作品など)といったものとは趣が異なり、とにかく人間の人間らしい内面を特に掘り下げて表現されておられるように感じました。

家族の姿、生まれてくる生命の尊さ、人の心の強さや弱さなど・・・。

そんな河瀬監督の“想い”に、きっと魂が宿って、人々の心が揺さぶられる作品になっているのだと思います。

最新作は、奈良県飛鳥地方を舞台にした最新作『朱花(はねづ)の月』という作品で、2011年9月からが公開されるとのことです。是非映画館で拝見したいと思います。

朱花の月 チラシ 朱花の月 001

公式サイト:http://www.hanezu.com/