先日紹介しましたように、ここStuttgart(シュツットガルト)はDaimler(ダイムラー)やPorsche(ポルシェ)など世界的な自動車メーカーが本社をおく工業都市です。
今回はPorsche(ポルシェ)の本社工場を見学させて頂きました。
こちらの工場ではCayman・Boxster・911の3車種を生産されていました。
(→本社前のオブジェです)
工場の敷地が限られているため、拡張するには上にするしかなく、4階建ての構造にされており、工程的には非常にやりにくい中、そこを上手く改良してライン生産されているのが特徴的でした。
ライン中で部品の中間仕掛品の待機時間は3h~5hと限られており、それはまさに“JIT方式”でこれらは日本の技術者からの指導の下導入されたとのことで、日本のものづくり力がここでも発揮されていることが印象に残りました。
部品の約90%が独製で、工場から200km圏内から仕入れているとのことで、残り10%がフランスやオーストリアからの調達しているとのこと。基本的には自国でのものづくりにこだわられていました。
(名車ポルシェをつくるには、やはりドイツの技術力でなければ出来ない!というこだわりです)
現在試験走行中であるが、2020年にはポルシェも本格的に電気自動車を出すとのこと。
高級車ポルシェもまたEV化という時代の流れにより変革されている様子がよく分かりました。
2017年4月25日火曜日
2017年4月24日月曜日
ドイツ発祥といわれるIndustrie4.0を探る視察②
Stuttgart(シュツットガルト)からのレポートです。
ここシュツットガルトは人口約60万人の都市です。
ダイムラーやポルシェ、ボッシュなどが本社をおく工業都市でもあります。
今日お邪魔したのは、地元ドイツの中小企業であるSitec社。
高精度高品質をモットーに自動車部品製造企業(ZF社)を中心として、鉄道関係や計測器などの機械部品を製造されている。
社員数は約100名程度で、創業者が1990年にガレージから始めて2004年にシュツットガルトに支店を出し2006年に本社工場が完成。
55台の高機能の工作機を2つの工場内に有し、年間の売上高は日本円で約19億円。
工作機の内約75%がDMG製を使っているとのことで量産品はもちろん試作品からスペアパーツなどの小ロット品もこなしている。
ZF社を通じてポルシェやアウディの仕事をしているとのことだが、リーマンショック後の2009年にはもともと自動車関連の仕事が80%だったのに対して、その大きな落ち込みを経験してからその比率を30%~35%程度におさめているとのこと。
自社の技術力をいかして技術コンサルティングやコーチングなどトレーニングもビジネスとして力を入れている。
自社の哲学は「お客様の成功のために、より精度の高い仕事をする」で、品質を一番に考え、高い生産性と柔軟な対応が大切とのこと。
こちらの社長の意見としてはまだIndustrie4.0・IoTの活用についてドイツで注目されているもののまだ具体的に落とし込み切れていないと感じるそうだが、工場見学させて頂いた印象としては、複雑な部品加工を4軸・5軸のマシニングセンターを自社の油圧治具を利用して複雑な製品を多々加工されており、プログラミング技術も含め相当ハイレベルなことにどんどん取り組まれている印象でした。
2020年に向けて更に新工場を建設予定とのことで、優秀な人材を育ててこれから更なる飛躍を遂げられると感じました。
ここシュツットガルトは人口約60万人の都市です。
ダイムラーやポルシェ、ボッシュなどが本社をおく工業都市でもあります。
今日お邪魔したのは、地元ドイツの中小企業であるSitec社。
高精度高品質をモットーに自動車部品製造企業(ZF社)を中心として、鉄道関係や計測器などの機械部品を製造されている。
社員数は約100名程度で、創業者が1990年にガレージから始めて2004年にシュツットガルトに支店を出し2006年に本社工場が完成。
55台の高機能の工作機を2つの工場内に有し、年間の売上高は日本円で約19億円。
工作機の内約75%がDMG製を使っているとのことで量産品はもちろん試作品からスペアパーツなどの小ロット品もこなしている。
ZF社を通じてポルシェやアウディの仕事をしているとのことだが、リーマンショック後の2009年にはもともと自動車関連の仕事が80%だったのに対して、その大きな落ち込みを経験してからその比率を30%~35%程度におさめているとのこと。
自社の技術力をいかして技術コンサルティングやコーチングなどトレーニングもビジネスとして力を入れている。

こちらの社長の意見としてはまだIndustrie4.0・IoTの活用についてドイツで注目されているもののまだ具体的に落とし込み切れていないと感じるそうだが、工場見学させて頂いた印象としては、複雑な部品加工を4軸・5軸のマシニングセンターを自社の油圧治具を利用して複雑な製品を多々加工されており、プログラミング技術も含め相当ハイレベルなことにどんどん取り組まれている印象でした。
2020年に向けて更に新工場を建設予定とのことで、優秀な人材を育ててこれから更なる飛躍を遂げられると感じました。
2017年4月23日日曜日
ドイツ発祥といわれるIndustrie4.0を探る視察①
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