皆さんは“四つ手網漁”をご存知でしょうか?
十文字に組んだ棒に約8メートル四方の網を取り付けて沈め、集魚灯を照らしてそこに集まった魚をすくい上げる漁です。
地元岡山市東区九蟠から升田にかけての児島湖沿岸で伝統となっているこちらの漁に足を運んで来ました。
写真は漁業者から貸し出されている小屋で、約25棟あるそうです。
(2004年の台風で多くの小屋が壊れてしまい、半分ほどに減ってしまったのだとか・・・)
さてさて何が獲れるのでしょうか?
まずはベイカです(右の写真)。
こちらはこのまま洗ってお醤油で頂きます。
足から食べると口の中を噛まれるというトラブルもありますので、頭から頂くのが通だとか・・・!
言うまでもなく。鮮度抜群の美味しさです。
他にも、ママカリやコハダ(大きさによって名前が変わるそうで、10cm以下のツナシ、15cmほどでコハダ、成魚ではコノシロというのだそうです)や、川ガ二、ハゼなどが網を揚げるたびにかかっており、子供たちが大喜びで獲っていました!。
(子供たちは食欲よりも、漁に夢中のようでした)
そして四つ手網常連の方々も驚きの珍客がかかりました。
渡り蟹です。
「こんなに大きなワタリがかかるなんて・・・!?」
と早速お鍋に直行です。
これから7月、8月にかけて最もにぎわうのだそうで、家族や友人たちと小屋を貸切りにして夜通しワイワイと賑やかに楽しめます。
とれたての魚たちに感謝しつつ美味しく頂戴しました。皆様も天ぷらやバーべキューに舌鼓を打たれてみてはいかがでしょうか?
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