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『見る』のと『出る』のとは全く違うと実感してきました!
20日夜、岡山市東区西大寺にある西大寺観音院で開かれた「西大寺会陽」。
今年は約9,500人の裸衆が、福を呼ぶ宝木(しんぎ)の争奪戦を繰り広げました。
実は義父は西大寺出身で、自身が団長を務められるグループを持たれている。
そんな環境にいながらにして、小生自身は今回が初参加なのです^ロ^;
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若葉マークだけに勝手も分からず、まずはさらしを巻く為の下準備から。
その後さらしを、これでもか!とばかりに腰にしっかりと締め上げて巻きます。
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皆で隊列を組んで、「わっしょい、わっしょい」のかけ声で、テンションがますます上がっていきます。
個々の団の陣営から、各々が観音院を目指して行きます。沿道で見物の方々からの声援がにぎやかに続きます。通る団に向かって、2階の窓から身を清めるためにと打ち水をまいてくれる事も^ロ^;
警備にあたられる警察の人数がこれまた半端ではありません。これがまたこのお祭りの激しさを物語ってもいるようです。
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そして、いよいよ仁王門をくぐって、水で身を清める垢離(こり)取り場へ(写真は翌日のものです)。
腰までつかる深さで、ぐるりと一周みんなで声を掛け合いながら駆け抜けます。
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そこから無事の祈願を順にして、あとは宝木の投下を待つのみです。
境内では今か今かと、はやる気持ちを抑えきれず、はだか衆の押し合いは続きます。
小生も、気をつけねばと思いつつも、最上段の主戦場へ飛び込んで行きました。
これがまた想像以上に激しい力が集合しており、両腕は常に上げておかねば、飲み込まれて沈んでしまうと、下敷きになってどうにもならない状況です。
自分の力だけで踏ん張れるわけも無く、首もふくろはぎの筋肉も、とにかく全身が張りっぱなしです。
かつ頻繁になだれのようにはだか衆が倒れこみ、起こしてはまたなだれ込み・・・の連続。
事前に体を作りこんでいく意味がよーく分かりました。
会場は汗と、打ち水が湯気となってもうもうと立ちこめます。
午後10時、宝木投下。
すさまじい勢いで男達は、その宝木に向かって突っ込んでいきます。
宝木は最上段から、下の団へと移ってきたと見え、渦の中心が台風の目のように急速に移動します。
たちまち主戦場が変わって、下で待ち構えていたはだか衆を巻き込んでの争奪戦です。
前へ後ろへ、右へ左へとうねりは続き、しばらくその波は続きましたが残念ながら気がついた時には、宝木は上手く抜け出ていったようです。
そこでこのお祭りもお開きに。各々の陣営へと引き上げていきます。
福男になったグループが宝木を掲げて町を練り歩かれていました。
非日常的なこの500年のお祭り、自分の体で走って、飛び込んで、ぶつかって、直接肌で感じての大興奮の夜でした。
冒頭にも触れた様に、今まで見てきたのと、出てみたのとでは全然ちがって、やっぱり出てみてうなずける一大イベントでした。