西大寺会陽とは、五穀豊穣や天下太平を願う行事で、毎年9千人ほどの裸衆が宝木(しんぎ)を奪い合います。
裸祭り・西大寺会陽の舞台となる西大寺観音院で今年から新たに『水垢離行(みずごりぎょう)』が行われているとのこと。
境内にある垢離(こり)取り場の冷水で僧侶と市民とが心身を清める「禊(みそぎ)修行」で、僧侶らが会陽に向けて五穀豊穣などを祈る「修正会(しゅしょうえ)」に合わせ、2月3日~16日の毎日午前9:30から20分程度垢離取り場の冷水に入る。
右の写真は垢離取り場です。
会陽当日は宝木(しんぎ)を奪い合う裸衆たちが、争奪戦の前にこちらの水に入り心身を清めるのです。
会陽本来の趣旨などを広く知ってもらおうと、観音院の坪井副住職が考案され、修行に参加される人は健康であれば誰でも参加出来るという。
この日、早朝の気温は-2℃
a.m9:30といえども冷え込みは厳しいです。
平日は7~8名程度とのことでしたが、今日は日曜日で参加者も30名程。
毎年宝木争奪戦で福男を大勢輩出されている常連グループの方々が集結。
裸祭りに本気で臨まれている方々に混ぜてもらって、いっそう気合が入ります。
下の写真の通り下半身まで浸かって、般若心経を唱えます。
真冬の水の冷たいこと、冷たいこと・・・。
最初は体の震えが続き、足はしびれるを越して痛みすら感じます。
それでも1~2分したら少し慣れてきます。(感覚が麻痺しているのかも?)
般若心経を聞きかじりで復唱し、最後に観音像を1周。
首まで浸かってから上がりました。
寒さを嫌い最初は少しためらいましたが、いざ参加してみると何だか清清しく、心身ともに引き締まる思いがしました。やはり何でもやってみるものですね。
西大寺会陽本番は16日(土)です。
ご都合がつかれる方は是非ご参加・ご観覧頂ければと思います。
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