2009年4月9日木曜日

中国・春節の花火から見る景気


昨今の経済不況は凄まじく、まだまだ長くかかると言われる。世界中がそのような中で、やはり中国は根強い力を持っていると感じる。2月に訪中した時は、春節の終わりで、何でも休みの最後にあたる15日目にも全国で花火を上げて祝うとの事。当社工場がある、河南省鄭州市でもしかり、日本の花火大会のイメージとは全く違って、見渡す限り360度、町中で上がっているのだ。市が上げているのは、三会場で30,000発だが、そんな事よりも市民が我も我もと競うように打ち上げているのだ。ビルやマンションにも花火は直接降り掛かっているのにお構い無し(日本でも北京の火事報道はご存知の方も多いのでは?)
より多くの花火を上げた方が、次の年により多くの福が呼び込めるのだそうだ。
それだけに、この時ばかりは皆の花火にかけるお金(投資)と意欲が違うのである。そのような雰囲気から、市民の購買意欲にも飛び火するのか、デパートやショッピング街は大賑わい!今の日本では感じることの無いパワーを強く感じ、同時に中国という国の底力を感じました。 但し、中国は広く、ひとくくりでは考えられないのも現実。内部振興で国を挙げて盛り上がる河南省だけに、特にその雰囲気も強かったのではと思います。それにしてもものすごい景色と、爆音でした(一晩中続いていました)。

1 件のコメント:

  1. ブログ、発見しました、お気に入りに追加します。
    引き続き拝見し勉強させていただきます。

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