2017年4月25日火曜日

ドイツ発祥といわれるIndustrie4.0を探る視察③

先日紹介しましたように、ここStuttgart(シュツットガルト)はDaimler(ダイムラー)やPorsche(ポルシェ)など世界的な自動車メーカーが本社をおく工業都市です。

今回はPorsche(ポルシェ)の本社工場を見学させて頂きました。

こちらの工場ではCayman・Boxster・911の3車種を生産されていました。
(→本社前のオブジェです)



工場の敷地が限られているため、拡張するには上にするしかなく、4階建ての構造にされており、工程的には非常にやりにくい中、そこを上手く改良してライン生産されているのが特徴的でした。



ライン中で部品の中間仕掛品の待機時間は3h~5hと限られており、それはまさに“JIT方式”でこれらは日本の技術者からの指導の下導入されたとのことで、日本のものづくり力がここでも発揮されていることが印象に残りました。


部品の約90%が独製で、工場から200km圏内から仕入れているとのことで、残り10%がフランスやオーストリアからの調達しているとのこと。基本的には自国でのものづくりにこだわられていました。
(名車ポルシェをつくるには、やはりドイツの技術力でなければ出来ない!というこだわりです)




現在試験走行中であるが、2020年にはポルシェも本格的に電気自動車を出すとのこと。

高級車ポルシェもまたEV化という時代の流れにより変革されている様子がよく分かりました。



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