2016年2月11日木曜日

タイ視察レポート①

2月10日にレイトチェックアウトし、深夜にインド/チェンナイからタイへと移動です。

2月11日A.M1:30のフライトで、A.M6:25 タイ/バンコクに到着。

そのままタイ視察のスタートです!

当協力会の会員企業でもある御会社のタイ工場を視察です。



2006年に会社設立。昨年4月に新工場移転されたとのことで、タレパン加工・レーザー加工・プレス加工による抜き、切断、曲げ、溶接など一貫生産されていました。

 2006年にローカル企業を買収され、従業員163名(内、日本人駐在員は2名)とのことで、農機向けが60%、建機・産業機械向け40%という比率で、仕向け先としては日本向けが15%なのに対し、タイ国内向けが実に85%にも上られるとの事で現地に根ざしておられる様子が伺えました。

 

 タイの賃金事情として、300バーツ/日が最低賃金として、だいたい12,000バーツ~14,000バーツ/月の給与体系がスタンダードと思われるとのこと。

  また働き手としては男性よりも女性の方が勤勉とのことで、こちらの工場でも迎え入れてくれる女性の従業員さん達が笑顔で明るく対応して下さったのが印象に残りました。


~昼食をはさんで、午後の視察に移動です。

 午前中にお邪魔した御会社のグループ企業を訪れました。

 こちらの工場は2002年に設立され、工業用ゴム部品製造・販売されています。日本向けが60%前後で、タイ国内向けが40%程度とのことでした。

 多品種少量のもので、約2,000種もの製品を取り扱われているそうで、360t/年間もの生産能力を持たれているとのことでした。 

2009年にはリーマンショック後右肩上がりだったが、2011年には大洪水に見舞われてしまい2.3mも浸かってしまったとのことで、大きな被害を受てしまったそうです。右写真の赤いラインがその時の水位を表されているそうです。

 海から100km離れているこの地でも、海抜は1mと低く災害の危険とは隣り合わせ。今後の防災対策としてこちらの工場では床自体を1.5m底上げされて稼働されているとのことで、ご苦労とこの地で操業される上での工夫を知りました。


 洪水以降、工場建設が東南に下がってきており、人件費も上がって来ているとのこと。 工業団地内で情報を得ながら、調整されているとのことでした。

日本流の生産ラインで、真面目に黙々と生産される社員さんの姿が印象的でした。

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